なかにし礼 陽子線治療の病院

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なかにし礼が陽子線治療で食道ガンを克服という事で、金曜日のスマたちへを見ました。

なにしろガンが消えたというのですから。
陽子線治療という言葉すら初耳でした。

作詞、テレビや舞台の脚本、演出など大活躍のなかにし礼さんですが、
2012年の2月に食道がんの宣告がありました。
4cmくらいあって、初期ではないとの事。

通常によくあるガンの切除の手術を勧められましたが、
心臓に障害のあるなかにし礼さんは、手術に耐えられる自信がありませんでした。
何軒も病院をまわったそうです。
切ったら心臓が持たなくて命はないというイメージがあったそうです。

切らずに治す方法はないのかと全国の病院をまわりましたが、
どうしても切らないというならば余命の話になります。
とまで言われてしまいました。

余命は半年位ですかと聞くと、う～ん…と医師は考え込みました。
その反応から、なかにし礼さんは持って8ヶ月かな…と考えたそうです。

抗がん剤と放射線治療の病院を探し出し、入院しましたが
入院中も、このまま死んでしまうのかも知れないと
苦しみながらも先生に任せるしかないと呆然と、
ぼんやりと病院のベッドで寝ていました。

その頃夢を見たそうです。
一面の雪景色。その中で寝ていたら、起きろ…
このベッドに寝ている身体はお前の身体なんだぞ。
今目覚めなくてどうするんだ。
自分で目覚めなくてどうするんだ。

目覚めて思ったそうです。
おろおろしているだけではなく、自分の体なのだから自分で考えろと。
インターネットや本など、ありとあらゆる方法を自分で調べ始めたそうです。

そして見つけたのが陽子線治療でした。

なかにし礼さんが行った病院は、千葉県柏市にある国立がんセンター。

陽子線治療とは、腫瘍に放射線を集中して悪い部分だけに照射出来るそうで、
周囲にダメージを与えないという方法。

肝臓ガンに関しては9割の成功率を誇っています。

ガンの周囲の正常な部分にもダメージを与えてしまうのは
病気で体力が弱っているので本当に大変です。

なかにし礼さんは、病院に着いたとたん気持ちが明るくなるような病院だったそうです。

陽子線治療とは、痛みも不快感も全くないそうです。
入院の必要もありません。

なかにし礼さんの場合は週5回合計30回の陽子線治療を行ったそうです。

6週間の陽子線治療　完全に治ったそうです。

ガン発覚から僅か5ヶ月

髪が抜けることもなく、身体に傷を付けることもなく、
魔法でも奇跡でもなく、事実そういう治療法なのです。

陽子線治療をしてくれる病院は、日本では7カ国しかないそうです。
何しろ、80億円もするという最先端の機械が必要なのです。

◆関東では、筑波大学陽子線医学利用研究センター国立がん研究センター東病院、
◆関西では兵庫県立粒子線医療センター、福井県立病院陽子線がん治療センター。
◆北海道、静岡、鹿児島の指宿、　の7箇所です。

施設によって治療内容や治療方法、対象となる病気が異なることがあるそうです。
ガンなら何でも、というわけではないので注意が必要です。

筑波大学では、個別に患者さんを診察して、
陽子線治療の有効性が考えられる場合のみ受けられるという事です。

注意すべき点は、先進医療であり保険が効かないという事。
300万円くらいかかるそうです。
しかし任意保険、各社の保険で先進医療特約に契約していれば後で返金されることもあるので、
良く調べて保険も見直しておくと良いと思ってしまいました。

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タグ：なかにし礼 陽子線治療